SBIバーチャルカレンシーズは14日、仮想通貨ETH(イーサリアム)の取り扱いを開始しました。これで取り扱う通貨はBTC(ビットコイン)、BCH(ビットコインキャッシュ)、XRP(リップル)と合わせて4通貨となります。
早速、気になるスプレッド(購入価格と売却価格の差、いわゆる手数料)をチェックしてみました。SBIバーチャルカレンシーズについては以下の記事も書いています。
イーサリアム(ETH)のスプレッド
確認したタイミングで表示されていたのは「売り」9,683、「買い」9,930となっていたので、スプレッドは247ということになります。
ただし、これは平常運転時のスプレッドになります。相場が乱高下した場合は、仮想通貨におけるスプレッドは大きくなる傾向にあるので注意が必要です。投資家にとってはこのスプレッドが小さくなるほど有利になり、大きくなるほど不利に働きます。
SBIバーチャルカレンシーズ 取扱通貨一覧
BCHの取引は、ハードフォークの影響で2018年11月13日から一時停止中になっています。取引に支障がないと判断されたら再開するようですが、一ヶ月以上経った今でも再開されていません。
通貨 | 買い | 売り | スプレッド | % |
---|---|---|---|---|
BTC | 374,904 | 364,941 | 9963 | 2.73 |
BCH | 取り扱い停止中 | 取り扱い停止中 | - | - |
ETH | 9,930 | 9,683 | 247 | 2.55 |
XRP | 34.1 | 33.1 | 1.0 | 3.02 |
他の業者に比べて特別にスプレッドが大きいというわけではありませんが、FX(外国為替証拠金取引)などのスプレッドに慣れている投資家にとってはやはり差がありすぎという印象を受けますね。
ただし、これは販売所形式で仮想通貨を売買しているため割高になっていると考えられます。販売所形式というのは業者つまりSBIバーチャルカレンシーズと直接売買を行うことです。
販売所形式の他にも取引所形式というものがあります、これは業者と売買するのではなく、個人対個人をマッチングさせて売買を行う形式となっています。基本的に取引所形式の方がスプレッドは小さくなる傾向にあります。
SBIバーチャルカレンシーズではまだ販売所形式の取引しか提供していません。取引所形式の取引は2019年3月の提供を予定しています。
まとめ
SBIバーチャルカレンシーズでもETHの取り扱いを開始し、やっと主要の仮想通貨が揃ってきた感じになってきましたね。12月はETHの追加だけではなく、仮想通貨での入出金の受付も開始する予定となっています。あと2週間ちょっとしかありませんがはたして間に合うのでしょうかね?
現在は、円での入出金にしか対応していないので、仮想通貨での入出金に対応するとなるとセキュリティ面でもかなり気を使うことになります。あと早い段階でスマホアプリの提供もお願いしたいところです。こちらは予定時期とが出てきていないので、かなり先のことになりそうですが・・。
まあ、そうはいってもメインは2019年の取引所形式とレバレッジ取引の開始になると思います。仮想通貨の相場もまだまだ下落傾向にあるので、慌てて取引をすることもなく、じっくりと腰を据えて取り組んでいけばよいのではないでしょうか。
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