科学ジャーナリストである渡辺雄二さんの著書「加工食品の危険度調べました」という本を読んでみました。
この本では、どの家庭でも利用していそうな食品143品目について、渡辺さんの視点で「買ってはいけない食品」と「買ってもいい食品」を「不可」「可」「良」「優」の4つの評価で仕分けを行っています。
ここですべて紹介する訳にはいきませんので、「不可」の食品の中から気になったものをいくつかピックアップして紹介したいと思います。ちなみに「不可」の食品の定義は、危険性の高い添加物が使われている、あるいは多くの添加物が使用され胃や腸に悪影響がある食品となっています。
「不可」:買ってはいけない食品
永谷園 松茸の味お吸いもの
材料が不明な香料。カラメル色素や調味料(アミノ酸等)
日清 カップヌードル
添加物があまりにも多く、過酸化脂質もできている
サッポロ一番
添加物があまりにも多く、過酸化脂質もできている
「かんすい」という添加物も含まれていて、多く摂取すると胸やけを起こすこともあるそうです。
ノンオイル 青じそ
スクラロースが免疫を低下させる可能性がある
こちらも結構お世話になっているドレッシングです。添加されているスクラロースは自然界に存在しない化合性物質で、避けたほうが賢明とのこと。
ノンオイルといっても健康に良いとは限らないのですね・・。
ヘルシアウォーター
スクラロースを使用
こちらも合成甘味料のスクラロースが問題とのこと。特保だからと言って、大量に摂取するのは考えたほうが良いかもしれません。
まとめ
食品に利用されている添加物については、動物実験などでその安全性は確認されています。ただ、それはあくまで動物での話。動物で安全だからと言って、必ずしも人間に悪影響がないとは言えません。
また、複数の添加物を同時に摂取したときの影響などはほとんど分かっていないのが現状です。ただ、添加物がまったくの悪者かと言われればそうではありません。消費者にとっては「安さ」「手軽さ」「便利さ」などのメリットがあります。
詳しくは「安さ、手軽さ、便利さ、毒性、食品添加物の光と影を暴く「食品の裏側」」を参照して下さい。
現状だと私たち消費者は添加物をすべて避けることはほとんど不可能な状態です。添加物の危険性を認識しながら、うまく付き合っていく方法を学んでいく必要があるのではないかと感じました。
そういった意味でも、どのような食品が安全で、どのような食品が危険なのか一度確認しておいた方が良いのかもしれませんね。あなたが普段口にしている食品は大丈夫でしょうか?
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