投資を行っているソーシャルレンディング3社から2018年10月分の分配金の振込みがすべて完了しました。今月の分配金の合計は46,493円となっています。
ここ最近の分配金は、45,000円前後で安定的に推移しています。ここまでは良かったんですよ・・・。
ソーシャルレンディング分配金の内訳
2018年のソーシャルレンディング分配金の内訳は以下の通りになっています。
運営会社 | 分配金 ※ | 運用額 | 月利 |
---|---|---|---|
maneo | 16,102円 | 5,042,513円 | 0.32% |
SBIソーシャルレンディング | 15,422円 | 3,908,049円 | 0.39% |
クラウドバンク | 14,969円 | 3,222,632円 | 0.46% |
合計 | 46,493円 | 12,173,194円 | 0.38% |
(※源泉徴収後の金額)
月利を比較するとクラウドバンクが約0.46%となっていて、頭一つ抜けている状況となっています。続いてSBIソーシャルレンディング、maneoの順番で平均すると約0.38%。これを年利換算すると0.38%×12=4.56%の利回りになります。
この利回りは過去のデータからもだいたい同じような利回りとなっているので、大きな誤差はないといったところです。ちなみにソーシャルレンディングの分配金は20%の源泉徴収後の金額となっています。複利運用の観点からは分配されるたびに20%の税金を取られてしまうのはかなりマイナスとなりますが、こればかりは仕方ありません。
ソーシャルレンディングへの投資は好調と思いきや、なんだか雲行きが怪しくなってきました。
今月は保有ファンドの延滞が大量発生
私は2011年からソーシャルレンディングへの投資を開始しましたが、これまで損失が発生したのは以下の案件だけでした。
しかし、今月はmaneoおよびSBIソーシャルレンディングにて立て続けに延滞が発生してしまいました。まだ損失の確定はしていないですが、いくつかの案件では元本割れが避けられない状況になっています。
maneoの延滞/期失案件 47万円
1,100億円突破記念ローンファンドを始めとする9案件、合計47万円分の延滞が発生しています。ほとんどの案件に担保が設定されているので0になることはないと思いますが、元本割れもいくつか発生することを覚悟しなければいけなくなるでしょう。
投資案件の中にはノンリコースローン(担保なし)のもの含まれていたので、こちらの案件はちょっと心配です。
しかし1案件に集中投資をしていないのがせめてもの救いです。記念案件だからといって1点集中するのではなく、ある程度分散しておいて助かりました。
SBIソーシャルレンディングの遅延案件 30万円
SBISL不動産バイヤーズローンファンド19号および22号の2案件に延滞が発生していて、投資金額の合計は30万円となっています。こちらも担保が設定されているので0になることはありませんが、SBIの説明によると元本割れがほぼ確定しているようです。後はどの程度の元本が回収できるかが焦点となってきます。
SBIが回収金額の極大化を図るべく交渉を重ねているようですが、過度の期待はしないで待ちたいと思います。
まとめ
ソーシャルレンディングへの投資については東京オリンピック前までは大丈夫かなと楽観的に考えていたのですが、どうやら甘かったようです。不動産投資についてはスルガ銀行の融資不正問題が発覚したのを契機に雲行きが怪しくなってきたと考えるべきでしょうね。
銀行の融資が渋くなってくれば、必然として購入できる投資家が限られてくるのは必然です。ソーシャルレンディングが扱っている不動産は機関投資家向けではなく小口投資家向けの案件が多くなっています。そのため今後、連鎖的に遅延が発生することは十分に考えられると思います。
iDeCoやNISA積み立て前の待機資金の運用先としてソーシャルレンディングは重宝してきたのですが、今後は様子を見ながら運用先を変える必要がでてくるかもしれません。状況を確認しながら臨機応変に対応していきたいですね。
ソーシャルレンディングの代替え候補の1つであるインフラファンドも太陽光の買取価格が下がるという情報が出てきているので先行きが不透明な状況となっています。
そうなると利回りが上昇しているアメリカ国債、将来の期待としての仮想通貨、あるいはREIT(リート)あたりが候補として考えられます。しばらく候補先選びに頭を悩ますことになりそうですね。
この記事へのコメントはありません。