2018年から始まった新しい少額投資非課税制度のつみたてNISA(積立NISA)。非課税枠は年40万円と少額ですが、非課税となる期間は最長20年ということで40万×20年間=800万円の節税効果が期待できる制度となっています。
私もこの制度を利用してSBI証券で楽天 全米株式インデックスファンドを毎日積立てていました。年末になったということで、証券会社の口座を確認したところ2018年度の積立は完了しており、既に2019年度分の積立も開始されていました。
2018年度のつみたてNISAの利回りは▲9.69%
2018年前半までは7〜8%をキープしていたと記憶していますが、後半は徐々に失速。極めつけはやはり12月の暴落、ここでイッキにマイナス圏に突入して最終的な利回りは▲9.69%でフィニッシュです。
毎日積み立てを実施していたので端数が発生することは分かっていたのですが、積立金額が391,798円と上限400,000円と比べるとずいぶんと中途半端な金額となっています。
この中途半端な金額は、まだ未反映のものがあるということなのでしょうかね?「NISA枠ぎりぎり注文」とう注文方法を選択して、いい感じに上限枠に近づくように調整してくれるものだと思っていたのですが、設定をミスったのかな。
既に2019年の積み立てが開始されているし、2018年度のこの積立金額はちょっと謎です。
楽天 全米株式インデックスファンドのチャート
ちなみに2018年の楽天 全米株式インデックスファンドの値動きは以下のようの動きをしました。
(出典:SBI証券)
やはり後半の下げが強烈でしたね。前半から中盤までの楽観ムードから一変して、後半の悲観ムードへいっきに傾いた感じがします。
2018年は国債への投資以外、儲からなかった模様
今日の日経新聞の一面にある図です。今年は何にかけても儲からない年だったというのははっきり分かります。セーフヘイブンのはずのゴールドまで下がっている。 pic.twitter.com/BSt89braid
— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) 2018年12月28日
どうやら今年は米国株をはじめ、原油、社債、世界REIT、金など軒並みリターンが振るわなかったようです。そのような中でも健闘したのが先進国の国債、新興国の国債、そして現金とのこと。
このような年はなかなか珍しいのだとか。今年プラスリターンを維持できた投資家は自信を持って良いのではないでしょうか。かなり優秀だと思われます。
私の場合、現在集計中なのでなんとも言えませんが、2018年の運用利回りは残念ながらマイナスになりそうな感じです。
まとめ
つみたてNISAを利用して投資デビューしたいという人もいるかと思いますが、2018年は多くの投資家にとってはあまり思わしくない年となってしまったかもしれません。
ただ、つみたてNISAの投資期間は最長20年となっています。つまり1/20を消化したに過ぎません。この1年だけの結果だけを見て、積み立て投資をやめてしまうのはあまりにももったいないです。
「ファンドの価額が下がったら安く買えるのでうれしい!」「ファンドの価額が上がったら資産額が増えてうれしい!」どっちにしろうれしいという心構えでいることが肝心です。そして、何よりも大切なことは途中で積み立てをやめないことです。
私自身も今年のつみたてNISAの結果には全く悲観しておらず、20年間積み立てを継続していれば絶対にプラス利回りを確保できると確信しています。
「谷深ければ山高し」という格言があるように、株価の下落が大きくなるほど、次に株価が上昇したときは大きな山になる可能性を秘めています。それはいつになるか誰にもわかりません。だからこそ、そのタイミングを逃さないためにも淡々と積み立てを継続する必要があるのです。
諦めたらそこで試合終了です。
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