抗加齢医学の専門家である川田浩志医師が書いた「見た目が若いと長生きする」を読んでみました。
巷にはいろいろな健康法が出回っていますが、その効果については疑問符が付くものが多いのではないでしょうか。本書では、科学的根拠(エビデンス)に基づいたものを選択することが重要だと説いています。
ここでは、科学的根拠に基づいたものの中から、もっとも効果のある「病気にならない人」になるための5つのライフスタイルについて紹介したいと思います。
1.毎日お酒を飲む
近年の調査では毎日お酒を飲むと健康に良いという結果が出ているそうです。これはお酒好きには朗報ではないでしょうか。
ただし、適量があり1日ビールの場合350ml程度が病気予防効果があるとされています。これ以上飲んでしまうと「脳出血」や「癌」などの副作用が発生してしまうので注意が必要です。
また、私のようにお酒に弱い人は、健康のためだからといって無理にお酒を飲まないほうが良いみたいです。
2.食事は和風より地中海風
世界中で行われた調査研究によると地中海風の食事を行なっている人は、その他の人に比べて、明らかに病気になりにくく長生きという結果が出ています。
地中海食というのは、野菜・果物・穀類・豆類・魚・オリーブオイル・ワインなどが挙げられます。
本書を参考にして、地中海料理を食生活に取り入れると良いかもしれません。
3.BMIは22を目指す
肥満は健康に悪いことは誰でも知っていることですが、痩せすぎても健康に良くないそうです。
調査研究の結果からBMI(ボディマス指数)22あたりがもっとも病気になりにくく、死亡率も低いことが分かっています。健康を意識するならこのBMI22を意識するのがおすすめです。
BMI22を大きく越えてしまった人向けに、効果のあるダイエット法なども紹介されています。
4.有酸素運動を行う
最近では、有酸素運動が病気の予防はもちろん、老化の防止にも繋がってくることが分かってきています。
認知機能の改善や低下防止。また地中海食と合わせるとアルツハイマー病の防止にいっそう効果が出るそうです。
有酸素運動を行う場合には、「ちょっとキツめ」の方が健康へのプラス効果が期待できるとのこと。ウォーキングやランニングを行なっている人は意識してみてはいかがでしょうか。
5.タバコは厳禁
タバコはいろいろな病気のもとになるだけではなく、老化を促進さてしまいます。
また吸っている本人だけではなく、周りの人間にも悪影響を及ぼすので、吸っていない人も安心できません。タバコは百害あって一利なし。どうしてもやめられない人は禁煙外来を受診するのがおすすめ。
まとめ
ここでは「病気にならない人」になるための5つのライフスタイルを紹介しました。その他にも、「老けない人」になる5つのライフスタイルや「長生きする人」になる5つのライフスタイルなども解説されています。
合計15のライフスタイルの提案の中から、自分が興味のあったものから始めてみようと思います。
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