「水分を多くとることは、最強のボケ封じとなる」。このようなことを言われて、あなたはどのように感じるだろうか。
そんな簡単なことでボケが治るなら苦労はないと感じる人が大半ではないだろうか。ただ、こちらの「水をたくさん飲めば、ボケは寄りつかない」を読んでみるとその認識はいっぺんするかもしれません。
目次
序章 水分を多くとることは、最強のボケ封じ
第一章 認知症はどういう病気なのか
第二章 水の力が症状を消す
第三章 体調をよくすれば、認知症は治る!
第四章 水分補給で治った実例
第五章 まわりの無理解がボケを悪化させる
第六章 日本の介護はこんなにお粗末
参考文献
人間は1~2%の水が欠乏しただけで意識障害が起こる
年齢に関係なく、体の中にある1~2%の水が欠乏しただけで、意識障害が起こります。65歳以上の高齢者の場合、250~500cc程度の水分が不足しただけで意識がおかしくなる危険性があるんだとか。
実際に、特養の患者に水を十分に飲ませると、認知症の異常な行動が次々と治まっているそうです。
一日1500ccの水を飲む
ボケないためにも高齢者は1日1500ccの水分補給を推奨しています。1日1500ccとうのはかなり多いイメージですが、ただでさえ水分の少ない高齢者は、成人より脱水症を起こしやすくなっているのでこのくらいの量が必要になってきます。
ただし、飲み物は水に限定する必要はなく、お茶やコーヒー、紅茶・ジュース、コーラなどなんでも良いそうです。
脳の萎縮は正常な老化現象
一般的に認知症は脳の萎縮や脳梗塞が原因と考えられていますが、実はそうではないようです。個人差はあるものの、認知症であっても正常であっても誰でも年をとると脳は縮むし、脳の血管は硬化して詰まります。
著者の持論によると、脳の萎縮と認知症はほとんど関係ないとのこと。
認知症が予防できることは世界的な常識
認知症の予防には運動が効果的のようです。運動と言ってもウォーキングなどのほかにも、料理や家事・洗濯など日常的な活動であっても予防効果があるそうです。
ボケないためにも、できることは自分やる・あるいはやらせるという意識が大切といえそうです。
まとめ
認知症予防というと薬などに頼らざるをえないイメージがありましたが、水がこれほど効果があるとは思いもよりませんでした。水を飲んで意識をしっかりとさせる。意識がしっかりとした状態で適度に運動する。
これだけでボケ予防・改善に効果があるのであれば試してみる価値はあるのではないでしょうか。
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