短期間で充分なトレーニング効果を実感するには正しい方法を知っていることが必須となってきます。自己流でやっているが、どうしても思うような効果がでないという時にはやり方が間違っている可能性があります。
こちらの本では、筋トレの知識から筋トレ方法、ストレッチ方法、栄養指導、長く続けるためのモチベーションのコントロール方法まで、各専門分野のエキスパートが解説してくれています。
序章 正しい知識でトレーニングすれば体は必ず変化する
第1章 始める前に知っておきたいトレーニングの知識
第2章 意外と知らない筋肉と運動のメカニズム
第3章 「やってはいけない」と「正しい」筋トレ&ストレッチ
第4章 トレーニング効果を高める食事と栄養補給
第5章 長く続けるためのモチベーションコントロール
特別付録 目的別60日間トレーニングメニュー
基本的な内容になっていますが、この内容を知っているかどうかでトレーニングの効率性がだいぶ変わってくると思います。ここでは本書の中からいくつかピックアップして紹介したいと思います。
有酸素運動のやり過ぎに注意!
健康ブームにより、マラソンを始める人も多くなってきます。体脂肪を燃やすためにも有酸素運動は有効です。ただし、有酸素運動のやり過ぎにも注意する必要があります。疫学的調査によると運動量が3000kcal以上になると逆に疾患率が上がるそうです。
過度の有酸素運動により、体に活性酸素が過剰に生成されて、細胞の老化やガン化の原因となっています。健康のために運動をするなら、「やり過ぎ」には注意したいところですね。
トレーニングは順番が大事
トレーニングには「プライオリティーの法則」というのがあり、「もっとも重要な部分のトレーニングを、疲労が蓄積しないうちに行う」というのが基本的な考え方となっています。
基本的に大きな筋肉から始めて、徐々に小さな筋肉に移行するのがセオリーとなっています。小さな筋肉が先に疲労してしまうと、大きな筋肉が疲労しない内に終了してしまうことが考えられるからです。
トレーニングの順番を適当にやっている人は見直した方が良さそうですね。
休むことも大切なトレーニング!
筋トレは毎日やれば良いと思っている人は要注意です。毎日やると、筋肉が増えるどころか、疲労が蓄積して逆に筋肉が小さくなることもあるそうです。
筋トレは週に2・3回行うのがもっとも効果的とこのと。休むことも大切なトレーニングの1つということを覚えておきましょう。どうしても毎日やらないと気が済まない人は、鍛える部位を曜日毎に変えるのが良いでしょう。
筋肉の強化に年齢は関係なし!
筋肉の量は30歳をピークに減少し始め、70歳台では約3分の2の筋肉量になってしまうそうです。
筋トレなんて運動選手や若い人だけがやるものだと思っているのは大間違いです!筋肉量が減る30代以上の人こそやる必要があります。
まとめ
トレーニングをするなら知っておきたい情報がコンパクトにまとめられています。また、付録として巻末に「目的別60日間トレーニングメニュー」が掲載されています。
何から始めたら良い分からない人にとっては参考になるのではないでしょうか。筋トレ初中級におすすめの1冊となっています。ただし、基本的な知識が多いので、既に本格的にトレーニングをしている人にとってはちょっと物足りなく感じるかもしれません。
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