最近、自動車の運転より自転車に乗る機会が多くなってきました。そのため自転車のルールについて改めて再確認してみようと思い「自転車はここを走る!」という本を読んでみました。
自転車の基本ルールから意外なルール、テクニック、自転車の保険ガイドまで自転車を乗る人なら知っておきたい情報が満載になっています。
プロローグ
マンガ「自転車はどこを走るの?」
PHASE① ケーススタディで学ぶ自転車はここを走る!
PHASE② 知らないと損する 自転車の意外なルール
PHASE③ 自転車に乗るときのスタイル&テクニック
PHASE④ 自転車でも加害者に! 自転車保険加入ガイド
ここでは、自転車を乗り際に絶対に知っておくべき3つのルール+αについて紹介したいと思います。
1.自転車は車両!走る時は車道の左端が原則
自転車は車両として区分されるので、原則として車道の左端を走る必要があります。自転車事故の約70%は「車から見えにくい歩道スペースから突然出きてぶつかる」というケースになっているそうです。
自転車の歩行通行は車道通行に比べて事故率が数倍高いことは国土交通省のデータでも明らかになっています。つまり最初から車道を走っていればドラーバーから認識されて、事故は起きにくくなるということです。
ただ、現状ではインフラ面でも精神面でも自転車が車道を走るということはなかなかハードルが高くなっているのは確かです。特にママチャリなどで車道を走るのはかなり抵抗があるのではないでしょうか。
車と自転車で車道をもっとシェアし合えれば良いのですが・・。
2.歩道はあくまで歩行者優先
自転車が歩道を走れるのは「自転車通行可の標識がある場合」「運転者が13未満又は70歳以上の高齢者の場合」「車道を通るのが危険な場合」の3つになっています。
ポイントはあくまで「通行可能」であって「走行可能」ではないこと。また、いつでも停止できるスピード(7.5km)で徐行しなければならなくなっています。
私の場合、正直この徐行は守れていないことが多いですね。7.5km以上は余裕で出てしまいっています。もちろん人がいない場合ですけれどね。
歩道を通行する際にはスピードに注意して、極力車道を走るように心掛けたいです。
3.歩道通行可能の場合は車道寄りを走る
自転車が歩道を走る場合は車道寄りを通行しなければなりません。ただ規定はこれしかなく、右へ行くのも左へ行くのも問題ないようです。
これは知りませんでしたね。でもこのルールだと自転車同士の正面衝突による事故が増えてしまいそうですよね。
著者も指摘していますが、歩道であっても(道路全体から見て)左側通行に統一した方が分かりやすいと思います。
その他の安全ルール
その他、自転車を乗る上で知っておくべきルールとしては
- 飲酒運転の禁止
- 二人乗りの禁止
- 並進(並んで走る)の禁止
- 夜間でのライトの点灯
- 交差点での一時停止および安全確認
- ヘルメットの着用(努力義務)
などがあります。
この他にも一部の条例では携帯電話の操作や音楽を聞きながらの運転を禁止にするところも出てきています。
まとめ
本書ではその他にも「十字路」「Y字路」「トンネル」「バス停」「専用レーン」などのケーススタディや安全のためのテクニックなども掲載されているので、かなり勉強になります。
普段から自転車に乗る人はルールについて再確認してみてはいかがでしょうか。
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