「病気にならない生き方」シリーズでお馴染みの新谷弘実医師の著書「水と塩を変えると病気にならない」という本を読んでみました。
この本では、あまりストイックにならず、お金や労力も極力かけず「理想の健康」に近づくための4つのポイントとして「水」「塩」「砂糖」「油」の摂り方について詳しく解説されています。
第1章 良い水が細胞年齢を若返らせる
第2章 生命の源「塩」で体内環境を改善しよう
第3章 砂糖の摂り方で健康レベルはこんなに変わる
第4章 油はアンチエイジンの意外な決めて
第5章 5つのルールで「理想の食事」を身につけよう
1.水は毎日しっかりと補給する
個体差はあるものの、人間のカラダは1日に汗や尿・便などで2.5リットルもの水を排出しています。水分を適切に補給しないと、古い水を入れ替えることができず細胞は老化してしまうそうです。食事や代謝などで得られる水を除くと、飲料水として1日に必要な量は1~1.5リットル程度を摂取することが目安になります。
ただし、緑茶、紅茶、ウーロン茶、コーヒーなどは水分としてカウントされないのでご注意を!水分補給は「市販のミネラルウォーター」「浄水器」「ウォーターサーバーの水」などが良いそうです。なお水道水は飲料には適していません。
健康を考える上で、まずは毎日飲む水に注意を払う必要がありそうですね。
2.ミネラルが豊富な「良い塩」を取り入れる
高血圧を心配して、塩分の摂り過ぎを控えている人も少なくないと思います。ただ、むやみに塩を摂取を減らすのではなく、ミネラルバランスの良い塩に切り替えること考えた方が良いとのことです。
塩の「製造工程」が「イオン膜、立釜」や「溶解」などの人工的に作られるものではなく、「天日・平釜」の塩がおすすめだそうです。天然ものは人工的に作られるものに比べると割高になってしまいますが、この程度の価格差で健康が手に入るのであればかなり安い買い物になりそうです。
3.砂糖の摂り方に注意を払う
白砂糖を摂り過ぎると「高血糖」「肥満」「メンタルへの悪影響」などのリスクが生じます。どうしても甘いモノがほしくなったら、「カラダを動かす」「水をたっぷりと補給する」などの対応すると良いそうです。
また、血糖値を急激に上げない「メープルシロップ」「てんさい糖」「ステビア」等の「体にやさしい甘味料」を活用する方法も紹介されています。水と塩で健康のベースが作れたら、砂糖の摂り方にも注意をしたいところですね。
4.アンチエイジングの決め手は油
「水」「塩」「砂糖」ときて最後の食材として重要なのが「油」。油の種類や質を見分けることができれば、細胞を若返らせて、病気知らずの体質を作ることも可能なんだとか。
油の種類は大きく分類すると「オメガ3系」「オメガ6系」「オメガ9系」の3つに分けることができます。覚えておきたいのはオメガ3系はたくさん摂ったほうがいい油、オメガ6系は摂り過ぎに注意する油ということです。
オメガ3系の油には「亜麻仁油」「シソ油」「エゴマ油」などがあります。オメガ6系には「ごま油」「コーン油」「」ひまわり油「菜種油」などがあります。ただし、どちらの油も体にとっては必要な油なので摂取のバランスが大事ということを覚えておきたいところですね。
まとめ
私は単行本でこちらの本を読みましたが、価格が安い新書も発売されています。極力お金も労力もかけずに健康を保ちたいという人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
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