「医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法」の近藤誠さんと「大往生したけりゃ医療とかかわるな」の中村仁一さんの対談本である「どうせ死ぬなら「がん」がいい」を読んでみました。
医療業界では異端とも言える二人の医師が「がん」や「医療」の実態についてぶっちゃけトークを繰り広げています。
第一章 がんの誤解を解く
第二章 医療に殺される
第三章 日本人と死
対談を終えて
がんで痛むのではなく、がん治療で痛む
一般的にがんというと、のた打ち回るような痛みを伴うというイメージを持っている人も少なくないのではないでしょうか。
がんと言うとどうしても「痛む」「怖い」ということを連想してしまいがちです。ところが、ほとんどの場合、がん自体ではなく手術や、抗がん剤などで苦しむことが多いのだとか。
「治療の結果の痛み」=「がんの痛み」という思い込みには注意した方が良さそうです。
がんの9割に抗がん剤は無意味
抗がん剤で治るのは、急性白血病や悪性リンパ腫のような血液のがん、子どものがんなど全体のほぼ1割なんだそうです。残りの9割のがんについては、抗がん剤で治ることはないし、延命に効果がると証明されたデータも存在しないとのこと。
ほとんどの抗がん剤治療には、副作用と縮命効果しかないというのなら抗がん剤治療は選択したくはないですね。また、抗がん剤が効くというのは、一時的にしこりが小さくなるだけであって、がんが治ったり、延命につながるということではないそうです。
自覚症状がないならがん検診は受けるな
がんは自覚症状が出てから医者にかかれば十分だそうです。なぜかと言うと詳しく検診するほど、がんはいくらでもみつかるからです。ただし、見つかったとしてもほどんどの場合、命に関わらない潜在的ながんか「がんもどき」とのこと。
放っておいて問題ないがんをわざわざ見つけて、手術や抗がん剤治療を行って命を落としてしまうケースも少なくないそうです。本物のがんの場合、たとえ検診で見つかったとしても標準治療(外科手術、放射線、抗がん剤)をしても治らないみたいです。
まとめ
もし仮に自分にがんが見つかった時、どのような対応をするかはまだ判断がつきません。ただ、すぐに手術する、抗がん剤治療をするという選択肢の他にも、放置して様子を見てみるという選択肢もあるんだということを頭の中に入れておくべきかなと思いました。
また、がん検診は安易に受けるのはやめておきたいですね。痛みが少ないのなら、がんを放置して死ぬのもありかな~なんて考えている自分がいます。
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