総務省統計局の家計調査(二人以上の世帯)によると、1世帯当たりの消費支出は297,070円になるそうです。つまり、老後になればこれくらいの生活費を年金でやりくりしなければいけないことになります。
年金もらい得世代は良いとして、年金払い損世代といわれる1960年生まれ以降の人にとってはかなり切実な問題となってきます。そのような中、月15万円の年金受給者が意外とフツーな暮らしをしていることが書かれている「あんしん・お気楽!年金15万円のゴージャス生活」という本を手にとってみました。
この本は、実際に年金15万円で生活している年金受給者が書いた本になっているのですが、なかなか興味深い内容になっています。
安心してください!年金15万円でもフツーに暮らせるますよ
著者の1年でならした会計は以下の通りになっています。
- 家賃:3.5万円
- 食費:4.5万円
- 水道・光熱費:1.5万円
- 被服費:0.7万円(年間8.4万円)
- 通信費:0.8万円(年間9.6万円)
月15万円で生活するには、いかにして固定費を削減するかが肝になってきます。また、労力と節約も兼ねて、食器洗い乾燥機や節水型洗濯機、LEDの導入などのエコ家電の導入も推奨しています。
その他にもネット銀行や公共施設を活用するなどかなり勉強しているなという感じがしました。月15万円でも意外といけるもんだなという印象を受けましたね。
知らなきゃ損する情報満載
その他にも以下の項目が勉強になりました。
- 葬式費用をゼロ円にする方法
- 子供の税金を安くする
- 健康保険料をタダにする
- 高額医療費制度のうまい使い方
- 「世帯分離」で医療費や介護費を半減させる
この辺のところは知っているのと知らないのではかなり差がでてくると思います。
まとめ
年金受給までまだまだ間があるという人でも、一読しておくと老後の不安解消に役立つ内容になっています。
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