ビジネス書好きな健康オタクの医師が書いたちょっと変わった健康本「HEALTH HACKS!」を読んでみました。
見出しをチェックすると、どこかのビジネス書でみたことあるようなタイトルが並んでいて笑っちゃいます。ただ、内容は科学的にも正しい健康情報と著者自身が試行錯誤の末に確立した健康維持のノウハウがしっかりと書かれています。
身近に存在する危険な朝食
もっとも危険な朝食の例として、動脈硬化を促進させるトランス型脂肪酸がたくさん含まれている「白パン」「マーガリン」「植物性のコーヒーフレッシュ」。
大腸がんの確実な危険因子とみなされている「加工肉(ハム、ベーコン、ソーセージなど)」などが挙げられています。
一見どこでもよく見かける食事になっていますが実はかなり危険とのこと。毎朝こんなものを食べるくらいなら、朝食は抜いたほうが良いとさえ言っています。
長寿の方程式
長寿の体の共通点として以下の3つが確認されています。
- 低体温である
- 血液中のインスリン濃度が低い
- 血液中のDHEA-s濃度が高い
意外だったのが1番めの「低体温」ということ。他の健康本などでは、体温が高いほうが免疫力が高まるようなことが結構書いてあるんですよね。
低体温が具体的に何℃とは書かれていませんでしたが、代謝があまりにも活発になりすぎると寿命が短くなることが研究で分かっているそうです。
毎日摂取する水分の量
食事に含まれる水分量を入れて男性2リットル、女性1.5リットル(体重×30ccくらいが目安)が必要とのこと。暑い日で発汗量が多い場合には、プラス0.5~1リットルくらい多くとるのが賢い摂り方になるそうです。
これは意識して摂取しないとなかなか摂れる量ではありませんよね。なお、健康であれば水を大量に摂取したからといってむくむことは絶対にないそうです。
健康を維持するための仕組み(道具)
健康に良いことを続ける「仕組み」として以下の4つが紹介されています。
- 家庭用トレッドミル (ルームランナー)
- ジューサー
- ホームベーカリー
- 浄水器
結局、健康に良いことでも仕組みを作らないと、長続きはしないということです。
個人的には、既に水道水を浄水して飲んでいるので、次は「家庭用トレッドミル」か「ジューサー」あたりを取り入れてみたいかな。
筋トレの効果
筋トレをすることによって、以下のことが期待出来ます。
- 若々しい体型
- 機敏な動作の維持
- 基礎代謝が上がって、太りにくくなる
筋肉は、普通の生活を送っていても、1年に1%ずつ萎縮していってしまうそうです。それを防ぐにも筋トレが一番いいとのこと。
ただ筋トレするからといって、特別な道具やジムなどに行く必要はありません。本書では、自宅で簡単にできる3つの筋肉トレーニングが紹介されています。
歯を白くする方法
「見た目をよくする健康術」として歯を白くする方法が紹介されています。
歯石を落として、歯を白くするという点から、歯ブラシや超音波歯ブラシではなく、音波歯ブラシをおすすめしています。
著者は実際に、フィリップスのソニックケアと花王のクリアクリーンプラスホワイトニングを使用しているそうです。
男性も紫外線対策で顔を若く保つ
男性であっても紫外線対策をおすすめしています。UVケア製品には、紫外線カットの指標として、SPF値が明記されています。
この値が高いほど紫外線をカットする効果がありますが、SPF値が10以上になると、それほど紫外線予防効果は変わらないそうです。
また、アメリカなどではSPF30以上の製品は紫外線防止効果が上がらない割に皮膚に有害なので販売を許可していないそうです。日本ではとくに規制がないようなので、SPF値がやたらと高い商品は手を出さないほうが無難です。
また、UVケアの次に大切なのが保湿です。男性でも肌がガザガザなのはNG。男性なのに肌の手入れなんて思っている人はもう時代遅れなのかもしれませんね。
まとめ
すぐに実践したくなるような健康法がいくつもありました。特に働き盛りの30~40代のビジネスマンに読んでもらいたい内容になっていますよ。
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