杏林予防医学研修所所長で「予防医学」の専門家である山田豊文さんの「病気になりたくない人はこうしなさい!」を読んでみました。
表示には「牛乳は飲むな!」「ジュースは飲むな!」「ファストフードは食べるな!」などの過激な文言が掲載されていますが、どれも私たちの健康に密接に関係しています。
第1章 「食」を変えるだけで病気が逃げ出す!
第2章 あなたの健康知識を今すぐ変えなさい!
第3章 常識を疑え!牛乳を飲んではいけない!!
第4章 これがあなたの一生を変える食事習慣
第5章 健康を脅かす有害物質を体外に出しなさい!
第6章 体をリセット!断食でもっと元気に!!
マーガリンは使わない!
マーガリンにはトランス脂肪酸という血液中の悪玉コレステロールを増やして、善玉コレステロールを減らすものがたくさん含まれています。近年ではトランス脂肪酸は危険という認識から、アメリカや欧米諸国、アジアの国では積極的に規制が行われています。
日本においては、アメリカなどに比べてトランス脂肪酸などの摂取が少ないとして、ほとんど野放し状態というのが現状です。国で対応してくれないなら、個人レベルで注意する必要しかありません。健康に悪いと分かっているなら、摂取量に関わらず極力摂取しないようにするのが賢明です。
「白い食品」は極力減らす
白米や白パン、白砂糖などは栄養素がほどんど空で、カロリーだけしかもたらさないことから「空のカロリー食品」なんて言われているそうです。またこれらの食品は血糖値を不安定にさせるため、糖尿病を招く恐れがあります。
ただ分かっちゃいるけど、なかなか止められないというのが現状ですよね。健康を考えるなら主食は玄米や全粒粉などがおすすめとのこと。
牛乳は百害あって一利なし
一昔前までは牛乳は完全栄養食品なんて言われていましたが、最近では牛乳や乳製品は摂らないほうが良いという意見も目立ち始めてきました。ハーバード大学が行った調査によると、牛乳を飲んでも骨は強くならないし、乳製品を摂っている人の方が、そうでない人よりも骨折しやすいという結果が出たそうです。
また人間の場合、離乳期を過ぎてしまうと牛乳をいくら飲んでもカルシウムを吸収できずに、ほとんど排泄してしまうようです。私たちが思っているほど、牛乳は良い食品ではないのかもしれません。ちなみにカルシウムは「色の濃い野菜」「海藻類」「小魚」「豆類」のような食材から摂取することができます。
まとめ
健康に関しては、いろいろな要素が複雑に関係しているのでなかなか判断が付きにくこともあります。また、昨日の常識が今日の非常識という場合も多々あります。
だからこそ情報収集を怠らずに、常に最新の情報を取り入れていく必要があるのかもしれませんね。あなたの健康知識は大丈夫ですか?
この記事へのコメントはありません。