こんちには、IPOに一度も当選したことのないしんのすけ(@shinnosuke_aim)です。
12月19日に、ソフトバンクグループ(9984)の携帯電話子会社であるソフトバンク(9434)が東証一部に上場しました。初値はあっさり付けたようで1463円となり、公開価格の1500円を下回りました。
私もIPOに応募しようか迷いましたが、「政府による携帯通信の値下が圧力」「楽天の新規参入による競争の激化」「ファーウェイ製品の排除問題」などいろいろ不安要素が重なったため、IPOには申込みを行いませんでした。
今思うと、証券会社のゴリ押し感が強かったので「あまり人気がないのかな」なんて感じたりしたのも応募しなかった要因の1つになっていたかもしれません。
直近の大型IPOの初値は悪くなかった
ソフトバンクは残念な結果になってしまいました。ただ、ここ最近の大型IPOの初値は決して悪い成績ではありませんでした。「日本郵政」「ゆうちょ銀行」「かんぽ生命」「LINE」などはいずれも公開価格を上回っています。
銘柄 | 上場日 | 初値 | 初値騰落率 |
---|---|---|---|
日本郵政 | 2015年11月 | 1631円 | 16.5% |
ゆうちょ銀行 | 2015年11月 | 1680円 | 15.9% |
かんんぽ生命 | 2015年11月 | 2929円 | 33.1% |
LNIE | 2016年7月 | 4900円 | 48.4% |
ソフトバンク | 2018年12月 | 1463円 | ▲2.5% |
今回のソフトバンクに関しては、「地合いが悪かった」の一言に尽きるのかもしれません。ネット上でもソフトバンクのIPOに当選したけど、見送ったという個人投資家も散見されていました。
ただ、ソフトバンクは配当性向が85%目安と高く、年間配当利回りは5%になるようなので、ある程度含み損を抱えても塩漬けのまま長期保有するという投資家も少なくなさそうです。
ちなみに配当性向とは、純利益から配当金をどのくらい支払っているか示す指標。一概に高ければ良いとは言えず、利益を投資に回さないと将来に渡って成長することが難しくなる場合もあるので注意が必要です。
楽天参入や、将来の5G対応などで投資しなければ勝ち残れないと思うのですが、その辺が心配になるりますね。
まとめ
携帯通信事業の将来性を考えると、個人的にはソフトバンクへの投資はあまり楽観的にはなれそうにありません。それであればソフトバンクよりも親会社であるソフトバンクグループを買ったほうが面白いかなと思います。
基本的に日本株のアセットはインデックスファンドを積み立てて購入していますが、IPOで面白そうな会社があれば余裕資金の範囲内で応募していきたいですね。まあ、一度も当たったことありませんが・・・。
やっはり人気のIPOに当選したかったら証券会社を複数持っていることが最低条件なんでしょうね。
【追記】ソフトバンクの適正価格「How much?」
証券会社によるソフトバンクの妥当価格ってこんなもんなの?上は1228円、下は648円だそうです。
公開価格の1500円はなんだったのか。この「A−E証券」の中に、主幹事を担当した証券会社が入っているでしょ、絶対・・。
ソフトバンク妥当株価。日経CNBCより pic.twitter.com/CtwjfzJXny
— やまだ (@u2yamada) 2018年12月19日
現在、各社は忖度してレーティング停止中。後出しでこのような情報を出すなんて、個人投資家をハメ込んだとしか思えない。
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