睡眠は一日の内で1/3程度を占める重要な行為の1つとなっています。ただ、人生の中でこれほど時間を費やしている睡眠について私達はあまり学ぶことはありません。
「睡眠の質を上げれば、人生の質も上がる」ということで、前から気になっていた「あなたの人生を変える睡眠の法則」という本を読んでみることにしました。
目次
はじめに
第1章 やる気にはメカニズムがある
第2章 やる気の警告サインをキャッチする
第3章 朝5分-光の法則
第4章 昼5分-負債の法則
第5章 夕方5分-体温の法則
第6章 眠りの悩みを解決する
おわりに
ここでは、科学的根拠に基づき、医療の現場でも実践されている3つの睡眠法則についてピックアップして紹介したいと思います。
1.起床から4時間以内に光を浴びる
朝なかなか起きられないという人は、部屋を明るくすることを心がけてみると良いそうです。人間は光を見るとメラトニン(睡眠ホルモン)を減らすことができて、脳がスッキリと目覚めることができます。
朝が弱いという人は、とりあえずカーテンを明けて、照明を付けるということを実践してみてはいかがでしょうか。たとえ二度寝してしまっても、体内時計にはしっかりと効果があるそうです。
また、昼間にメラトニンを減らせば減らすほど、夜暗くなってくると多く分泌されて、自然と眠くなるという好循環が生まれてきます。
2.起床から6時間後に目を閉じる
人間の脳には起床後の8時間と22時間の1日2回、大脳を積極的に眠らせるシステムが働くそうです。朝6時に起きた場合、14時と4時に眠気のピークがやってくることになります。4時というと普通であれば寝ている時間になるので、問題となるのは14時になります。
この眠気を回避する方法として眠くなる前に目を閉じるのが有効です。起床から6時間後に1~5分程度で良いので目を閉じると良いそうです。目を閉じるだけ、脳からはアルファ波が出て脳がリラックスできます。また、目を開けてからボーっとする時間ががないほど慢性的に睡眠不足だということが分かります。
3.起床から11時間後に体温を上げる
体温が高まるピークに運動をすることで、睡眠時に適切な体温低下が起こり質の高い睡眠を確保できるようになるそうです。
そのため、起床から11時間後に運動をするのが理想になります。ただ、運動できない場合でも、5分ほど椅子に座ったまま背筋を伸ばだけでも効果があるそうです。背中の筋肉は体温を上げるのに最も効果が高くなっています。
どうしても仕事が忙しい場合などには、就寝1時間前に軽いストレッチなどの運動を行うことでもカバーは可能とのこと。
まとめ
いや~、睡眠って知れば知るほど、奥が深いですよね。早速、これから「睡眠の法則」を実践していきたいと思います。
睡眠自体には特に悩みはないけど、「いつもイライラしがち」「昼間に睡魔に襲われる」「なんとなく体調が冴えない」という人にもおすすめの1冊になっています。
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