医療・健康系のテレビのレギュラーやコメンテーターとしてすっかり有名になった南雲吉則さんの著書「空腹が人を健康にする」を読んでみました。
ここでは、健康で、若く、美しい体を手に入れるための3つの条件について取り上げたいと思います。
プロローグ
空腹になると発動する遺伝子がある!
第1章
食べないことがなぜ健康にいいのか?
第2章
あなたも必ずできる「一日一食」生活
第3章
「一日一食」で体はこんなに変わる
第4章
「一日一食」を習慣にしてしまおう
第5章
自分の「内なる声」にしたがって生きる
エピローグ
若さ美しさは内面の健康のあらわれ
1.「1日1食」を習慣にする
最近、「サーチュイン遺伝子」というのが注目を集めているそうです。多くの動物実験で、餌の量を40%程度減らすと、寿命が1.4~1.6倍に延びることが証明されています「サーチュイン遺伝子」は、飢餓の時にしか発動しません。つまりあえて空腹状態を作ることにより、この遺伝子を活性化させて、長寿と健康を享受しようというわけです。
そこで著者が行なっているのが1日に1食、夕食しか食べない方法です。1日1食なら基本的に何でも食べてOKだそうです。いきなり「1日1食」にするのはハードルが高いですが、徐々に移行する方法も書かれているので参考にすると良いかもしれません。
私の場合、「1日1食」は抵抗があるので、食事をする際には腹八分以下を目指したいと思います。
2.「一物全体」で完全栄養を摂る
野菜でも魚でも、穀物でも基本的には丸ごと食べるのが良いそうです。丸ごと食すことにより栄養バランスのとれた食事になります。「1日30品目」や「5色健康法」など栄養バランスをとるために考えられた食事法などよりは、ずっと簡単ではないでしょうか。
ただ、野菜や果物、穀物などでは農薬などの問題で、丸ごと食べないほうが良い場合があると感じました。この辺は臨機応変に対応したいところです。
3.睡眠は夜10時~2時を含むようにする
夜10時から2時の間は、睡眠のゴールデンタイムと呼ばれていて、この時間に成長ホルモンが分泌されるそうです。アメリカでは高いお金を払って成長ホルモンを注射している人も少なくないそうですが、そんなことをしなくてもこの時間に睡眠を取るだけで自分で作り出せるのです。
若さや美しさを意識するのであれば、この時間に睡眠をとることを意識しておいた方が良さそうです。
まとめ
科学的に証明されているものもありますが、著者の体験に基に書かれているものも結構あるので、もっと実践した人の分母が多いと説得力が増したのではないかと感じました。
すべてを鵜呑みにしない方が良いとは思いますが、私のような素人でも分かりやすい内容になっています。まずは、自分が無理なく出来るところから取り入れてみようと思います。
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