最近なにかと話題のユーグレナ(和名:ミドリムシ)が気になったので、「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。」を読んでみました。
著者である出雲充氏は東大発のベンチャー企業として、世界で初めてミドリムシの屋外大量培養に成功させた人物です。
ミドリムシの可能性は無限大!
ミドリムシというのは植物と動物の間の生き物で、両方の栄養素を作ることができるそうです。ビタミンやミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など全部で59種類もの栄養素が含まれています。
栄養素としてはもちろん、光合成により二酸化炭素の削減や精製すればロケットやジェット機の燃料となるバイオ燃料にもなります。つまり、食糧や栄養、地球温暖化、エネルギーまで様々な問題を解決する可能性を秘めているということです。
ミドリムシの培養は昔から行われていたそうですが、世界で誰も成功しませんでした。著者が学生の時に日本で行われていたミドリムシの研究を引き継いで成功へと導きます。
ただその道程は険しく、ライブドア事件の煽りをもろに受けて途中で倒産の危機もあったそうです。当時ユーグレナは堀江さん率いるライブドアから出資を受けていたり、ライブドアのオフィスを間借りしていたそうです。
その後、いろいろな人の助けを借りながら、東証マザーズへの上場にこぎつけて今に至ります。
読んでいるだけでなんだかワクワクするような内容でしたね。ぜひ一過性ではなく長く事業を続けてほしいなと感じました。ミドリムシがもっと安価に大量生産できるようになれば、本当に世界が救えるようになるかもしれませんね!今後の活躍に期待したくなるような会社です。
「仙豆」を目指したユーグレナの緑汁
出雲氏が運営するユーグレナの緑汁はこちら。ドラゴンボールの「仙豆」を目指して作っているそうです。
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