フードプロデューサー南清貴さんの著書「じつは体に悪い19の食習慣」を読んでみました。
普段、私たちが健康にいいと思ってやっている食生活が、実は体に悪影響を及ぼしている可能性があるかもしれません。
朝食は無理に食べる必要はない
朝食をしっかり食べないと脳が働かなかったり、エネルギーが不足したりするという話は誰もが1度は聞いたことがあると思います。
ただ、著者はお腹が減っていないのに無理に朝食を食べる必要はないと言っています。人間に備わっているサイクルに当てはめると午前4時~12時までは「排泄」のサイクルとなっています。つまり1日のはじまりは食べることではなく、不必要なものを排泄することから始まります。無理に食べるとこのサイクルを阻害していまうとのこと。
「排泄」を促す食べ物として、果物の摂取をおすすめしています。
油を賢く摂取する
健康のためダイエットのため、油を極力摂らないようにしている人も少なくないと思います。ただ、油全部が健康に悪いわけではなく、逆に積極的に摂取した方が良い油も存在します。
特に現在のような食生活では、オメガ3(αリノレン酸、EPA、DHA)の油を摂取することはとても重要とのこと。
おすすめの油は亜麻仁油
オメガ3を含む亜麻仁油(アマニユ)などがおすすめだそうです。これはちょっとチェックしておきたい油ですね。
8割以上の日本人は牛乳からカルシウムを補給できない
牛乳を飲まないとカルシウム不足になって、骨が弱くなってしまうと思っている人は多いのではないでしょうか。
ところがどっこい、日本人の80%以上の人が、乳糖を分解できる酵素を持っていないので、牛乳からカルシウムを補給できないんだとか。逆に牛乳を飲むと骨粗鬆症が増えるといった研究報告まであるそうです。
カルシウムはなにも牛乳で摂る必要はなく、小魚や、緑黄色野菜、海藻類からも補給できます。牛乳が「完全栄養食品」という間違った認識は改めて、あくまで嗜好品の1つとして付き合っていくのが賢いやり方かもしれません。
市販のカット野菜なら摂らない方がまし
健康のためを考えて、市販のカット野菜を食べている人もいると思います。しかし、これはかえって健康を害している可能性があります。カット野菜は、変色などを防ぐため薬品処理されているので、体にとっては健康どころが有害になるそうです。
また、栄養面でも何度も薬品を洗浄するため、ほとんどの栄養素がなくなってしまい、摂れるのはせいぜい食物繊維のみなんだとか・・・。カット野菜は気軽に食べられて便利ですけど、ここまで言われちゃうと敬遠したくなります。
まとめ
体に悪い食習慣について解説され、その食習慣をどのように改善すれば良いかなどのアドバイスもあります。
すべてをそのまま鵜呑みにするのはちょっと危険な感じがしますが、自分の食習慣を見直したり、疑問点などをネットで調べるなどのキッカケ作りになりそうです。
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