パーソナルフィットネストレーナーである山本ケイイチさんが書いた「仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか」を読んでみました。ビジネス書などを読むと、これからの時代ビジネスマンが生き残るための必須スキルとして「IT」「英語」「金融知識」が挙げられることが多くなっています。
この本ではこの3つのスキルにプラスして、大きなリターンを生む自己投資として「筋肉」が挙げられています。
筋トレをすることにより健康的な身体を手に入れることはもちろんのこと、「メンタルがタフになる」「ポジティブになれる」「直感や集中力が高まる」「危険察知能力が高まる」など様々な効果を期待出来ます。
それらの詳しい内容は本書に譲るとして、ここでは筋トレで効果的な成果を上げるための5つの原則についてピックアップしてみたいと思います。
1.結果を意識して行動する
トレーニングをする上で、自分がどうなりたいのかを意識することはとても大切になるそうです。「痩せたいのか」「筋肉をつけたいのか」「持久力を上げたいのか」が明確になっていなければ、適切なトレーニングメーニューを選ぶことはできません。
流行りのトレーニングやダイエット方法をいろいろ試してみる前に、自分は一体どうなりたいのかを改めて考えてみる必要があります。
2.バランスをとりながら鍛える
体重を落としたいからといって、食事の量だけ減らすというのは間違っています。食事だけではなく、筋トレによって基礎代謝を上げたり、有酸素運動を取り入れるなどトータルで考える必要があります。
「○○するだけでXXできる」といった安易な発想はやめて、全体のバランスを考えて取り組むことが大切です。
3.常に新しい刺激を与える
毎回同じメニューだけを続けていくと、体が慣れて楽にこなせるようになり、効果が上がりにくくなってしまいます。
トレーニングを行う際には少しだけもよいから、メニューを変化させたり、負荷を大きくするということが大切です。
4.個性に合った方法を考える
同じトレーニングをしたからといって、誰もが同じような結果がでるわけではありません。それまでの運動経験、年齢や体型などによっても変わってきます。
トレーニングの効果を上げるには、自分に合った方法で行うのが近道です。
5.変化が定着するまで続ける
「トレーニングは継続こそ肝である」といっても過言ではありません。最低でも6週間、できれば半年続ければ習慣化して半永久に続けられる確率が高まるそうです。
まずは、半年を目安に計画を立ててみてはいかがでしょうか。
まとめ
ジムに通ってこれからトレーニングを始めようかどうか迷っている人にとっては参考になることがたくさんあると思います。
その一方で、具体的な筋トレ方法については解説されていないので注意が必要です。既に筋トレを行なっていて、具体的なトレーニング方法を知りたいという人は別の本を参考にした方が良いでしょう。
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