元添加物トップセールスマンが書いた「食品の裏側―みんな大好きな食品添加物」という本を読んでみました。「元添加物セールスマンが明かす食品添加物の危険性!」なんて感じの食品添加物の批判本になるのかな~と思って読んだのですがそうではありません。
添加物のメリットとデメリット両方が記されていて、私達消費者はどのように向き合っていけば良いのかをアドバイスしてくれる1冊になっています。
添加物の複合摂取という問題
現在市場に出回っている加工食品には大量の添加物が含まれています。また、複数の食品を食べることでもいろいろな種類の添加物を摂取することになります。たとえ単体で摂取する分には問題なくても、複合的に摂取した場合の危険性についてはほとんど研究されていないそうです。
国が認可しているからとか、大手メーカーが作っているからとか安易に考えないほうが良さそうです。本書では、商品に記載さている原材料の表示をよく見て買うことをおすすめしています。
「低塩」の代償は添加物の大量摂取
低塩商品というとなんだか健康によさそうなイメージがしますよね。でも低塩食品の裏に表示されいる添加物を確認すると驚くほど使われていることが多くなっています。
健康のためにわざわざ低塩商品を選んだとしても、実は大量の添加物を摂取している可能性があるので注意が必要です。また、塩分が少ないので「しょっぱさ」をあまり感じないので、かえって大量に摂取してしまう可能性も指摘しています。
無料には理由がある
コーヒーショップで良く見かけるコーヒーフレッシュ(コーヒー用ミルク)には、「牛乳(ミルク)」や「生クリーム」が一滴も使われていないないのはご存知でしょうか?
原料は水と油と添加物になっています。使いたい放題なのには理由があるんですね。無料や安いというだけで、安易に飛びつかないのが賢明です。
食品の裏側「安部司講演会」DVD紹介動画
著者である安部司さん講演会動画の一部がyoutubeにアップされていたので紹介します。無果汁飲料の実演は興味深いですね。
今の日本で添加物を避けて通るのはほとんど不可能といった状態です。しかし、闇雲に添加物が危険というだけではなく、上手に付き合う方法について学んでいく大切さを感じました。巻末に紹介されている添加物分類表も参考になりそうです。
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