NISA口座で保有している上場インフラファンド「カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人」から第4期の運用報告書および分配金のお知らせが届きました。
第4期(2019年1月1日から2019年6月30日)の分配金は、1口当たり3,650円の配当金が確定した模様。前回の第3期の配当金が3,600円、その時の第4期予想配当金は3,600円のだったので50円ほどの増配となっています。支払い確定日は2019年9月17日です。
カナディアン・ソーラーの利回りは、一時期7%を超えていました。ただ、ここ最近で株価が大きく上昇していて、上場来高値を更新しています。このため利回りは直近株価で計算すると約6.6%まで落ち込んできています。まあ、利回りが悪くなっているとは言え、低金利時代において6%台の利回りはかなり魅力的な水準になります。
特に目新しい材料などは発表されていないと思うので、この株価上昇はちょっと謎なんですよね。REITの価格が上昇しすぎたので、一部の資金が高利回りのインフラファンドに流れてきたのでしょうかね?
いずれにせよ、既存のインフラファンド保有者にとっては配当金と株価上昇でダブルで美味しい展開となっています。私もNISA枠目一杯買ってはおけば良かったなとちょっと後悔しています。まあ、この展開はちょっと予想できなかったので仕方ないですね。この高値で買増するのはちょっと勇気がいります。
インフラファンドは20年後はどうなっているのか?
第4期の決済内容は以下の通り。第5期から第7期までの予想分配金は3,650円となっています。
相変わらず報告書が紙媒体が郵送されてくるのですが、これって義務なんでしたっけ?投資家には郵送物にするかPDFでのダウンロードにするのか選択させてほしいものです。
電力固定価格買取制度(FIT制度)終了の影響は?
インフラファンドで懸念されている事項としては、経済産業省において2020年度末までに行われる再生エネ特措法の見直しによるFIT制度の終了の影響です。
カナディアン・ソーラー・インフラ投資法人としては20年間にわたって電力売却金額は固定されているので、収益は安定的に提供できるとの見通しのようです。また入札制度の導入による電力売却金額の低下後も一定の収益性を確保できる発電所の開発および発電所の取得なども検討していいる模様。
ただし、電力固定価格買取期間経過後の電力売却価格の推移が現時点では把握できていないことを理由に、今後の展望を予測しにくい状況であることは注意したいところです。一応、FIT終了後も、太陽光発電発電所は少なくとも5年程度は発電事業を継続するようなので、20年後に株価がいきなり無価値になるようなことはなさそうです。
まとめ
20年間保有すること前提に考えると、現在の分配金が維持されるなら私が取得した金額から逆算して、13年程度保有すれば自己資金は回収できることになります。そのため残りの7年はまるまる利益になります。
このため万が一インフラファンドの株価が20年後に0円になっても、問題ない計算になります。とりあえず保有すも少ないので、株価が上がっても下がっても売却せずに20年間保有しておく予定となっています。
基本的にインフラファンドの株価は長期的に下落していくと予想されるので、株価には一喜一憂せずに分配金をチャリンチャリンと受け取っていきたいと思います。
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