乳房温存治療法のパイオニアとして知られている近藤誠さんの著書「がん放置療法のすすめ」を読んでみました。
癌にも様々なケースがあり、必ずしも医者に勧められるがまま治療を受ける必要はなく、放置して様子を見たほうが良い場合もあるそうです。
前書き 本書を読まれる上での留意点
1章 前立腺がん
2章 子宮頸がん
3章 乳がん
4章 肺がん
5章 胃がん
6章 腎がん
7章 膀胱がん
終章 がん放置の哲学
後書き
ガンという病気は一筋縄ではいかない
正直、自分が癌を宣告された場合、どのような対応をするか全く想像できません。ただ、自分が癌になった時にどのような治療を選択をするかは、自分自身で決めるしかないことだと感じました。
また、万が一癌になった時は以下のことを肝に命じておく必要がありそうです。
- 癌が見つかったからといってすぐに治療を始める必要はない
- 必ず別の病院で病理検査をやり直してもらう
- 抗がん剤治療は寿命を縮めるので禁忌(医学的にやってはいけないこと)と考えておく
- 放置治療という選択肢もあるということを頭に入れておく
- 自覚症状がでるまで放置しておいても良い癌もある
なお、本書で対象となっている癌は、「肺がん」「胃がん」「前立腺がん」「乳がん」などのいわゆる「固形がん」となっています。
急性白血病や悪性リンパ腫のような血液系の癌は、抗がん剤で治る可能性があるので注意が必要とのこと。
また、乳児がん、子宮絨毛がん、睾丸腫瘍も抗がん剤で治る可能性があるので対象外となっています。
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