「人生」においても「健康」においても手遅れなんてものはない。最初のたった1ミリの上下の差が、後に大きな差となって現れる。
順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏の「超一流の人の「健康」の極意」を読んでみました。
まえがき
第1章 なぜ「たった1ミリ」が人生を変えるのか?
第2章 超一流の人の感情の基本
第3章 超一流の人の行動の基本
第4章 自律神経の伝染力をコントロールする
第5章 最高の100年を120%の力で生きる
あとがき
「自律神経」を軸にして、超一流と呼ばれる人たちの共通点について解説された1冊となっています。ここでは、健康に関するものをいくつかピックアップして紹介したいと思います。
1.キーワードは「2週間」
あなたは体調が悪くなった時、病院に行くかどうかの判断はどのように行っていますか?すぐに病院で診てもらう派と、放置派で別れると思います。
この本では、2週間、普段と違う違和感や症状が続いたら病院に行くことをすすめています。病院に行くかどうか迷った時には「2週間」を目安にすると良いかもしれません。もちろん、急激な体調の変化があった場合にはにすぐに病院に行くことが肝心です。
2.体温管理よりも体重管理
「体温を上げると健康に良い」なんて聞いたことがあると思いますが、体温は一概に高いほうが良いとは言えないそうです。体温が高い方が癌にはなりにくいとうデータがあるようですが、その一方で長生きをする場合には体温を下げておいた方がよいというデータも出ています。
そこでおすすめなのが体重管理。誰でも簡単にできて、客観的に数字として把握することができます。±2キロを目安にコンディションをキープすると良いそうです。
3.睡眠は「1.5時間」単位で
睡眠の長さは可能であれば6時間は確保したいところです。ただし、忙しくてどうしても睡眠時間が確保できない場合には「1.5時間」単位で可能な時間を確保すると良いそうです。
この時間はレム睡眠とノンレム睡眠のいわゆる睡眠サイクルの時間になります。1.5時間、3時間、4.5時間、6時間といった具合ですね。短時間でも良質な睡眠を確保したい時には、この時間を意識してみてはいかがでしょうか。
まとめ
健康に関することだけではなく、生き方に関するヒントも随所に散りばめられています。
すべてを真似することはできませんが、超一流といわれている人の考え方や生き方に触れてみるのも悪くはないですね。
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