太陽光発電への投資を検討している投資家にとってはネガティブな情報が入ってきました。
経済産業省が再生可能エネルギーの固定買取り価格制度(FIT)の見直しを示唆。1kwあたりの買い取り価格を事業用・家庭用ともに半額にする目標を掲げていることが明らかになりました。
この対応が本当に実施されることになったら、今後、太陽光発電への投資は慎重にならざるを得ないことになるでしょう。
インフラファンドやソーシャルレンディングで太陽光発電へ投資中
現在、私はインフラファンドやソーシャルレンディングを通して、太陽光発電へ投資しています。既存の買い取り価格への影響はないようなので、すぐに売却するということはなさそうですが、今後どのような悪影響が発生するのかちょっと心配になります。
ちなみに今回の報道があってからインフラファンド系の株価は軒並み下落傾向にあります。ただし、価格が下がれば利回りの向上が期待できるので、大きく下落したところでは絶好の買い場となるかもしれません。
カナディアン・ソーラーから分配金
そんな中、投資中のインフラファンド「カナディアン・ソーラー」から分配がありました。今回は第2期(2018年6月期)の決算で、一口あたり2,350円の配当となっています。
ちなみに今後の配当予想は、第3期(2018年12月期)3,600円、第4期(2019年6月期)、第5期(2019年12月期)3,600円となっています。なかなか悪くない配当額。つまり、2018年の合計配当は5,950円、2019年は7,200円となります。
2018年9月17日時点でのカナディアン・ソーラーの株価は99,600円なので利回りは2018年が5.97%、2019年が7.23%となります。
ただし、あくまで予想配当なので多少の上下は想定しておくべきでしょう。
運用報告書が郵送されてきのですが、紙による運用報告書はゴミになるだけです。PDFで配布してくれれば十分なので、投資家には「紙」か「電子媒体」かを選択させてもらいたいですね。
安定的に分配金を貰えるということで、待機資金を他のインフラファンド「タカラレーベン・インフラ」「いちごグリーンインフラ」「日本再生可能エネルギーインフラ」などへも投資を考えていたのですが、修正をする必要がありそうです。
今回は太陽光発電がターゲットになっていますが、今後は「バイオマス発電」や「風力発電」などの買取価格への影響も懸念されるところです。こちらも、ソーシャルレンディングを通して投資を行っているのでちょっと心配です。
これから新規で再生可能エネルギーへ投資する際は、投資期間が比較的短いものに限定して投資しておくべきかもしれません。
まとめ
もともと太陽光発電の買取価格は普及させるために高めの買取価格が設定されていました。今回の措置はもうその必要がなくなったと判断してのことなんでしょうね。
こうしてみるとやっぱりリスクを覚悟で、積極的に先行者利益を取りに行ったところ(ソフトバンクなど)は大きな利益を享受することができましたね。
今後インフラファンド系はどのように対応するのかが気になるところです。太陽光発電をあきらめて他の再生可能エネルギーへの投資に移行するのか、それとも取得費用を抑えて太陽光発電の規模を拡大させていくのか、動向に注意していきたいと思います。
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