こんにちは、しんのすけです。
2018年11月15日にSBIソーシャルレンディングから分配金の支払いがありました。また、このタイミングで延滞が発生していたファンドの貸倒れ金額が確定したようです。
貸倒れ発生に関しては以下の記事にも書いています。
貸倒れファンドは2件、合計23,507円の損失が確定
私が投資を行っていた「SBISL不動産バイヤーズローンファンド 19号」で-21,467円、「SBISL不動産バイヤーズローンファンド 22号」で-2,040円の貸倒れが発生。合計で23,507円の元本の損失が確定しました。
それぞれに150,000円をずつ投資を行っていたので19号では約14.31%、22号では1.36%の貸倒損失となります。ただ、すでに分配金なども発生しているので実際の損失はその分だけ軽減されます。
SBIソーシャルレンディングに投資している総額は4,000,000円程度になっているので、全体としての損失は0.58%程度。まあ、この規模の貸倒れが2〜3回程度であれば許容範囲といったところではないでしょうか。
22号に関しては競売による回収結果で損失が拡大する可能性あり
なお、SBISL不動産バイヤーズローンファンド22号の延滞債権については担保不動産の競売がまだ残っているようです。この競売手続が完了すると、SBISL不動産バイヤーズローンファンドの延滞債権の回収手続きはすべて終了とのことなので、22号に関しては競売状況によっては貸倒損失が追加で発生する恐れがあるので注意が必要です。
ある意味、これまで貸倒れがほとんど発生していなかったのが異常であり、ある程度の貸倒れが発生するのは覚悟しておく必要があると思います。ただ、SBIソーシャルレンディングだけではなく、maneoなどでも延滞が発生しているので、予断を許さない状況が続いています。
ソーシャルレンディング業界全体でも延滞やデフォルトがかなり発生していることもあり、業界全体が逆風にさらされています。
また、銀行の不動産投資への貸し渋りなどが加速していることもソーシャルレンディング業界にとっては大きなマイナス要因と言えます。スルガ銀行のシェアハウス不正融資問題をきっかけとして、東京オリンピックを迎える前にいっきに流れが変わる可能性もでてきそうな状況となってきました。
小口向けの不動産をあつかっているソーシャルレンディングにも影響あるわな/地銀、アパートローン減速 本紙調査「積極的」はゼロ:日本経済新聞 https://t.co/2gfW81teLO
— しんのすけ@2729万の自分年金ファンド運用中 (@shinnosuke_aim) 2018年11月16日
SBIソーシャルレンディングの口座残高にシステム障害が発生
また、損失確定の確認および今月の分配金がどの程度になっていたのか計算している中で、いくら計算してみても口座残高の数字が合わないことに気づきました。
「運用中元本残高」「分配用口座残高」「投資家用口座残高」「貸倒損失(確定額)」「出金」をすべて考慮して計算したのですが、どうしても口座残高が想定したいた金額よりも少なくなってしまいます。
その時の様子を以下のようなツイートで呟いています。
SBIソーシャルレンディングにて今日の分配金反映と一緒に遅延案件の損失確定。これで全部なら思っていたほどの損失ではないかもしれない。ただ、口座残高がどう計算しても合わない気がするのは俺だけかな。それともなにか見落としているのか・・・。#ソーシャルレンディング #SBI
— しんのすけ@2729万の自分年金ファンド運用中 (@shinnosuke_aim) 2018年11月15日
仕方がないので、SBIソーシャルレンディングに問い合わせをしてみることに。その数時間後に以下のようなメッセージが届きました。
対象ファンド(遅延案件ファンド)に出資していた場合、システム障害により「運用中元本残高」の金額がおかしくなっているんだとか。やれやれです。
こちらの口座残高の件はやはりシステムエラーだった模様。金勘定はしっかりしてほしいな https://t.co/agDVXBhlYr
— しんのすけ@2729万の自分年金ファンド運用中 (@shinnosuke_aim) 2018年11月15日
これってもしかして俺が問い合わせたから気づいたんじゃね? https://t.co/1y0LSI4OAG
— しんのすけ@2729万の自分年金ファンド運用中 (@shinnosuke_aim) 2018年11月15日
不具合発見のタイミングはさておき、原因が分かったのでまずは一安心といったところですかね。あとは正常に金額が反映されるのを待つことにします。この記事の執筆時点でも修正されてないようなので、サクッと修正できるようなバグではないのかもしれません。
追記
「11月16日 18:31 システム障害のお詫びと対応完了」とのメッセージが届いていました。1日くらいで復旧し正常に表示されるようになったようです。今後は同じような不具合を起こさないように十分に注意してほしいですね。
まとめ
ソーシャルレンディングでは今回のような金額の間違いなどが発生することが度々あるので油断できません。比較的新しい分野でベンチャー企業が運営しているとはいえ、既存の銀行や証券会社に比べると杜撰であるという印象は拭えません。これからの挽回に期待したいところです。
SBIソーシャルレンディングのファンドへの投資は150,000円単位で行ってきましたが、今回の損失を受けて投資する際は100,000円単位くらいに減額して行うようにするかもしれません。いずれにせよ、しばらくは様子を見ながらの投資となりそうです。
それにしてもSBIソーシャルレンディングの口座残高は見づらくて仕方ありません。分配金などがズラーッと並んでいるだけなんです。「月別」「年度別」「残高推移」くらい表示できるでしょうよ。TVCMを作るのもいいけど、管理画面の改善も優先度を上げてお願いしたいですね。
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