今月もソーシャルレンディング各社から2019年2月分の分配金を受け取りました。
いろいろと問題が発生しているmaneoからは自己資金を順次撤退していることもあり、分配金の合計は42,275円と緩やかに右肩下がりになりつつあります。
それでも投資中の資金はまだ1,000万円を超えているので、元本及び分配金を受け取ったタイミングで随時出金していき、資金を回収して行く予定となっています。そのためソーシャルレンディングからの分配金は今後も下がり続けていくことになります。
現時点では、ソーシャルレンディングでの匿名化などの問題が解決するまで様子見のスタンスを維持します。
2月の各ソーシャルレンディングの分配金内訳
2019年2月のソーシャルレンディング分配金の内訳は以下の通りになっています。今月は損失金の発生はありませんでした。
運営会社 | 分配金 ※ | 運用額 | 月利 |
---|---|---|---|
maneo | 13,138円 | 4,042,811円 | 0.32% |
SBIソーシャルレンディング | 14,251円 | 3,702,942円 | 0.38% |
クラウドバンク | 14,886円 | 3,246,692円 | 0.46% |
合計 | 42,275円 | 10,992,445円 | 0.38% |
(※源泉徴収後の金額 損失確定額込み)
クラウドバンクは0.46%と相変わらず高利回りをキープしています。ちょっと順調すぎて怖いくらいです。
続いてSBIソーシャルレンディングとmaneoが続きます。maneoへの投資額が一番多いのですが、期失案件が多いので利回りは他の2社に比べると見劣りしているのが現状です。期失案件の回収処理に関しては、市場状況の悪化を受けてなかなか思ったように売却が進んでいないようなので心配な状況が続いています。
また、売却できたとしても当初の予定より低い金額での売却しかできずに元本割れするケースが続いています。
maneoが個人投資家から約11億円の損害賠償を起こされる
期失案件が連発して、なにかとお騒がせ中のmaneo(正確にはmaneoマーケット)ですが、8日に個人投資家57人から合計約11億円もの損害賠償を求める集団訴訟を起こされたようです。
ソーシャルレンディング最大手「maneoマーケット」などを相手どり、個人投資家57人が計約11億円の損害賠償を求める集団訴訟を起こす/ソーシャルレンディング最大手を提訴へ「11億円損害」 https://t.co/DpLQ12Xilz
— しんのすけ@2726万の自分年金ファンド運用中 (@shinnosuke_aim) 2019年3月8日
私は投資していませんが、どうやらグリーンインフラレンディングに関わる訴訟のようです。グリーンインフラレンディングでは134億円分が延滞となっていて、資金の行方が不透明な状況となっています。maneoの「塩」対応に業を煮やした一部の投資家が訴訟に踏み切ったものと思われます。
7日にグリーンインフラレンディングから「募集金額の60%程度の返済は可能」との声明が出たようですが、なんでもっと早く情報を出さなかったのか不思議でなりません。他の投資家の不満をそらすための稚拙な対応と言われても仕方ありません。
私が投資している海外不動産へ投資するガイアファンディングセレクトでも期失が発生しており、数ヶ月たった今でもほとんど進捗がない状況となっているので、グリーンインフラレンディングの二の舞にならないか心配の種になっています。
まとめ
maneoマーケットが訴訟を起こされたことにより、今後ますますソーシャルレンディング全体が悪化する可能性がでてくるかもしれません。少なくともmaneo系列への投資は訴訟結果がでるまで極力控えたほうが無難でしょうね。
ソーシャルレンディングはまだまだ新しいサービスなので、ここへきていろいろと問題が噴出しています。今回のような訴訟を乗り越えて業界全体が健全化に向かうのか、それとも業界全体が訴訟ラッシュで沈没していくのか予断を許さない状況がしばらく続きそうな感じがします。
現状、ポートフォリオに占めるソーシャルレンディングの割合が高めになってしまっているので、気が気じゃない状況がしばらくは続きそうです。リスク管理は徹底していきたいところですね。
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