マネオから延滞案件に関する回収金の分配に関する報告があり、どうやら担保物件の売却が思うようにいかず約50%の元本割れが確定したとの内容になっていました。不動産価格を正確に査定することは難しいと理解していますが、さすがに担保の評価額からこれほど乖離してしまうと、業者が提示している担保評価はあってないようなものと言わざるを得ないですね。
maneoのウェブサイトにて投資情報を確認してみると、投資元本の半分くらいになるのかと思いきや、意外と投資元本が回収出来ていたようです。これはちょっと嬉しい誤算でした。
このような中、投資中のソーシャルレンディング各社(maneo/クラウドバンク/SBIソーシャルレンディング)から9月分の分配金を受け取りました。
9月の各ソーシャルレンディングの分配金内訳
2019年9月のソーシャルレンディング分配金の内訳は以下の通りになっています。maneoにて損失が確定しましたが反映は10月以降なるのかな。
運営会社 | 分配金 ※ | 運用額 | 月利 |
---|---|---|---|
maneo | 4,698円 | 2,080,635円 | 0.22% |
SBIソーシャルレンディング | 12,883円 | 3,243,968円 | 0.39% |
クラウドバンク | 16,999円 | 3,957,467円 | 0.42% |
合計 | 34,580円 | 9,282,070円 | 0.37% |
(※源泉徴収後の金額、損失確定額込み)
運用額は8月の9,618,987円から9月は9,282,070円と約34万円ほど減少しています。maneoからいくつかの案件で元本の償還があり、ある程度の口座にある程度の資金が貯まったので引き出しを行いました。
引き続きmaneoから元本の償還が発生した場合には、投資資金がある程度の水準に達した時点で引き出しを行っていく予定です。現状、maneoでの再投資は考えていません。
遂にmaneoにて投資元本割れ案件が発生
いつの日にか発生するものと思っていましたが、遂にこのときがやってきてしまいました。maneoでは既にいくつかの投資案件で支払いの延滞などが発生していましたが、その中の投資案件の1つで元本割れが確定してしまいました。
投資した案件は、【不動産担保付き】1,100億円突破記念ローンファンド【第4弾】です。maneoからの報告メールを確認すると、ざっくりとした数字になりますが、期失元本が約2842万円、回収できたのが約1386万円程度となっていました。
このため約50%の元本割れを覚悟していたのですが、自分の口座で詳細を確認してみると以下のようになっていました。
私の場合、最低投資金額の3万円投資していて、未回収合計が1,979円となっていました。毀損したのは約6.6%程度となっています。今回の案件には3つのローンが組み込まれていて、どうやら3つのローンの出資比率によって回収金額が違ってくるようです。
投資金額も少ないこともあって、今回の元本割れは最小限のダメージで済んだようです。損したことにはかわりはありませんが、この程度で済んだのは不幸中の幸いと言えます。
まとめ
maneoをはじめ、ソーシャルレンディング業者が提示している担保評価は全く当てにならないことが証明されていますね。今回の元本割れは最小限のダメージで済みましたが、まだmaneoにおいて100万円程度の延滞案件が発生している状況です。
そのためこれからの回収が本番となっています。はっきりいって利回り5%程度の案件で50%の元本割れが頻繁に発生していたらたまったものではありません。引き続きmaneoへの再投資は考えておらず、基本的には資金の撤収作業を継続しています。
その他のクラウドバンクやSBIソーシャルレンディングにおいては、現状維持で様子見といったところです。
maneoの株式をNLHD社が取得したというニュースがありましたが、これによりどのように状況が変わっていくのかも引き続き注視していきたいと思います。
少しでもソーシャルレンディング業界が健全化に向けて進んでいくよう期待したいですが。果たしてどうなることやら。
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