maneoから延滞発生および訴訟中のガイアファンディングに対する「訴訟の経過に関するお知らせ」がありました。しかし内容を確認すると全くと言っていいほど進展がなく、投資家の資金がどの程度戻ってくるのか依然として不透明な状況が続いています。
そのような中、投資中のソーシャルレンディング各社(maneo/クラウドバンク/SBIソーシャルレンディング)から7月分の分配金を受け取りました。
maneo以外だと、目立った問題は発生していない状況ですが、ソーシャルレンディング業界全体ではなかなか明るい話題が出てこないのが少しさみしい感じがします。株式市場および為替市場もかなり乱高下の激しい荒れ模様の展開となっているので、待機資金の運用先がなかなか見つからないのが悩みの種ですね。
7月の各ソーシャルレンディングの分配金内訳
2019年7月のソーシャルレンディング分配金の内訳は以下の通りになっています。今月は損失が確定した案件は発生しませんでした。
運営会社 | 分配金 ※ | 運用額 | 月利 |
---|---|---|---|
maneo | 6,230円 | 2,540,665円 | 0.26% |
SBIソーシャルレンディング | 11,369円 | 2,834,930円 | 0.40% |
クラウドバンク | 22,475円 | 3,948,211円 | 0.57% |
合計 | 40,074円 | 9,323,806円 | 0.43% |
(※源泉徴収後の金額、損失確定額込み)
運用額は6月の9,856,172円から7月は9,323,806円となっています。maneoから資金を引き上げているため全体的にはソーシャルレンディングへの投資資金は減少傾向にあります。
なお、クラウドバンクの利回りが良いのはキャッシュバックがあったからですね。普段は0.4%台となっているので、今回の利回りはボーナス的な要素が強いです。
メインの投資先としてiDeCoおよびつみたてNISAで毎月10万円程度インデックスファンドを積み立てているのですが、余剰金が徐々に増えてきてしまっているのが悩みの種ですね。早く運用先を探したいと思う一方で、今の状況だと株式市場が暴落したときに備えて待機しておくのもありかなと考えています。
マネオのガイアファンディングセレクトの投資資金はどの程度返ってくるのか?
maneoは2019年3月12日からガイアファンディング株式会社および同社代表取締役社長に対して貸金返還等請求訴訟を東京地方裁判所に提起しています。ただ、現時点においても全く進展がない状況です。
maneoからの報告は「◯◯月▲▲日」に弁論期日がありました。次回の弁論期日は「■■月××日」になります。といった報告しかありません。投資した資金もいったいどれくらい返ってくるのかも全くわからない状況が続いています。
訴訟中なので詳細な内容は教えられないのか、はたまた本当になにも進展がないのか分かりませんが、もう少し報告の仕方を分かりやすくしてもらいたいものです。現状だと残念ながらmaneoへの不信感が拭えない状況となっています。
改善がみられない限り、maneoに大切な投資資金は預けておくことはできませんね。よって戻ってきた投資資金はサクッと撤収していきます。
まとめ
maneoにおいては、どんどんと延滞案件や遅延案件が積み上がってきています。さすがにここまで延滞や遅延が続出すると、「どれだけザル審査だっんだよ」と思ってしまうほどです。
まあ、担保もあることから全損することはないと信じていますが、100%の投資資金が戻ってくることはないと考えていたほうが良さそうです。
ソーシャルレンディングの代替えの一部としてJーREITを仕込んでおきたいと考えているのですが、現時点ではちょっと価格が高くなりすぎている感じがするので下落待ちといったところでしょうか。インフラファンドに関しては大規模発電業者への買取がなくなるかもしれないというニュースがあったので、投資先としては見送ることになりそうです。
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