生命保険文化センターの調査によると、家庭一世帯が支払いっている生命保険料は年間45万円にもなっているそうです。これを20年間支払続けると保険料はおよそ1000万円です。これが「保険は住宅費用に続いて人生で2番目に高い買い物」と言われる所以でもあります。
ただこのように高い買い物であるはずの保険ですが、義理(G)、人情(N)、プレゼント(P)からなる「GNPセールス」で購入していしまう人もまだまだ多いと思います。
住宅をGNPセールスで購入しないのと同様に、保険もしっかりと情報収集をした上で納得いくまで比較検討してから購入すべき商品なのです。
保険にボーナスはないと心得よ
「無事故だったら健康ボーナスとして3年間に15万円キャッシュバックされます!」なんてことを売りにしている保険がありますが、なんてことはありません。
あくまで自分自身が払い込んだお金を、手数料を抜かれた上で返してもらっているにだけにすぎません。買い手にとって「お得な商品」なんてありません。
医療保険はあくまで補助
医療保険の中核には国の健康保険があり、民間の医療保険はそれを補完するものにすぎない、という大前提の理解が必須。
ただ、大きな病気にかかてしまった時の自己負担額が心配になることは確かです。しかし、日本には「高額療養費制度」というものがあり、医療費の自己負担額はそれほど大きくならないようになっています。
万が一、何百万円の医療費が掛かったとしても、平均な所得の人であればひと月当たりの自己負担の上限は10万円弱とのこと。これを理解した上で、民間の医療保険に入るかどうか検討するべきだと思います。
加入は必要最小限を心がける
国や会社の保障内容を確認して、民間保険の加入は必要最小限するべき。可能な限り保険料を節約して、その分を貯蓄に回すという方法も検討しましょう。
すでに入っていても「解約したら損」とは限らない
すでに保険に入っていても「解約したら損」とは限らないみたいです。現在の保険を継続するのか、新しい保険に変えるのか。一度冷静に比較検討してみてはいかがでしょうか。
必ず複数の商品を比較する
保険の窓口などで無料でプランを作成してもらい、ネット生保で同じ保障内容の価格を比較検討する。もはや保険のセールトークのみで購入する時代ではなくなりました。
保険は高い買い物という意識を持って、自分が理解して納得した上で購入することを心掛けていきたいですね。
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