「就職しない生き方」を選んだ10人の体験談をインタビュー形式でまとめた「就職しない生き方 ネットで「好き」を仕事にする10人の方法」という本を読んでみました。
いろいろな人の起業パターンがおもしろくためになる内容となっています。ただ10人と人数が多い分、1つ1つの話はそれほど深い内容にはなっていません。2時間くらいでさらっと読める感じですね。
登場する10人は以下の通り。
- 株式会社ロケットスタート 代表取締役 古川健介
- 株式会社未来検索ブラジル 代表取締役 深水英一郎
- 動画作成者・住職 蝉丸P
- 半農半X研究所 代表 塩見直紀
- 遠州流 茶人 壷中庵・宗長 堀内議司男
- NPO法人チャリティ・プラットフォーム 代表理事 佐藤大吾
- 株式会社paperboy&co. 代表取締役CCO 家入一真
- ソフトイーサ株式会社 代表取締役会長 登大遊
- 元ライブドア代表取締役社長 CEO 堀江貴文
- 株式会社未来検索ブラジル/株式会社ニワンゴ 取締役 西村博之
優秀じゃない人には、優秀じゃない人の戦い方がある
- 自分が得意なことだけをやる。好きなこととか、やりたいことじゃなくて、得意なこと
- 得意な部分を限界まで活用して、一点突破する
- 人の力をうまく借りる
自分の弱みを克服してなんでも平均点くらいになるのではなく、平均以下のものはあるけれどある1つのことに関しては他の人には負けないスキルを持つことがこれから必要になってくると感じます。
全部一人でやる必要はなく、苦手な部分は他の人に任せて自分は得意なものを強化する。弱者の戦略ですね。
21世紀の成長分野は「4K」
4Kとは、「環境」「教育」「健康」「観光」
自分のやりたい仕事がまだみつからないという人は、今後ニーズが拡大すると言われてる分野に目を向けてみるのも1つの手段となりえます。ちょっと面白そうと思うところや成長産業などに目を向けてみるのも悪くありません。
また、これら成長分野を支えるITスキルも欠かせなくなってきますね。
仕事は「好き」なだけじゃダメ
「好き」と「成果物」と「世の中の役に立つ」ことが揃っていないと、「仕事」にはならない
「好き」なだけだと単なる趣味の領域になってしまう。「好き」という要素はすごく大切だと思いますが、やはり仕事には成果が求められます。
「好き」だけど「スキル」がないものは、仕事と切り離して「趣味」として楽しむの方が良いのかもしれません。「好き」と「世の中に役立つ」が一致している人は、おめでとうございます!迷わず突っ走って下さい。
まとめ
初めて名前を聞く人も半分くらいいたのですが、紹介されているみなさんが全員「仕事を楽しんでいるなあ」という感じがビンビンと伝わってきました。「働く」=「会社に入ること」以外の選択肢に興味がある人は、一度手にとってみてると視野が広がるのではないでしょうか。
個人的には、塩見直紀さんの半農半Xというライフスタイルに興味を持ちました。本も出しているようなので後でチェックしてみたいと思います。
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