銀行の借入金の返済方法には大きく分けて2種類があることを知っていますか。
元利均等返済方式
毎月の返済額が一定となる返済方法です。つまり、最初から最後まで返済額が同じで利息と元金の割合が変化していく方式です。
メリットは毎月の返済額が同じなので、返済計画が立てやすくなります。デメリットは初期の元金返済額が少ないため、返済する総額が多くなってしまうということです。
元金均等返済方式
借入元金を返済回数で割った額に残高に対する利息を上乗せする返済方法です。
メリットは元金が毎月一定額減っていくため、毎月の返済額が徐々に減っていくことになります。デメリットは初期の返済額が多く、負担が重くなってしまうということです。
元利均等方式 VS 元金均等方式
では、元利均等方式と元金均等方式ではどの程度返済金額に差が出てくるのでしょうか。借金金額700万円、利率5%、返済期間360回(30年)で比較してみましょう。
返済方法 | 元利総計(円) | 最高返済金額(円/月) | 最低返済金額(円/月) |
---|---|---|---|
元利均等 | 13,527,750 | 35,577 | 35,577 |
元金均等 | 12,264,562 | 48,531 | 19,526 |
上記からも分かるように、700万円の借り入れだけで126万円以上の差が発生します。支払い方法が選択できかつ収益に余裕がある場合は総支払額が少ない元金均等方式が良いといえそうです。
ただし、元利均等方式を選択した場合でも、途中で資金に余裕が出てくれば、繰上げ返済などを考えてみるのも良いと思います。
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