投資しているソーシャルレンディング各社から3月分の分配金を受け取りました。
問題が多発しているmaneoから資金を撤収していることもあり、3月に受け取った分配金の合計は37,412円となっており、右肩下がりが続いています。損失が確定した月を除けば、分配金が3万円台まで下がったのは2017年9月以来のことになります。
ただ、今はソーシャルレンディング業界全体で様々な問題が発生しているので、あえて資金を投入する理由が見当たりません。また、金融庁が借り手の情報開示を求める方向で検討しているようなので、このあたりの対応を見極めてから今後の投資方針を決めるのがよさそうです。
【ブログ更新】貸付先となる企業の情報開示だけではなく、ソーシャルレンディング業者が提示している担保の情報開示も必須にしてほしい/ソーシャルレンディング健全化への第一歩、金融庁が借り手の情報開示を求める方針 https://t.co/r9DSUl1Xtz#ソーシャルレンディング #資産運用
— しんのすけ@2726万の自分年金ファンド運用中 (@shinnosuke_aim) 2019年3月15日
3月の各ソーシャルレンディングの分配金内訳
2019年3月のソーシャルレンディング分配金の内訳は以下の通りになっています。今月は損失金の確定は発生しませんでした。
運営会社 | 分配金 ※ | 運用額 | 月利 |
---|---|---|---|
maneo | 10,155円 | 3830,925円 | 0.27% |
SBIソーシャルレンディング | 12930円 | 3,506,490円 | 0.37% |
クラウドバンク | 14,327円 | 3,251,491円 | 0.44% |
合計 | 37,412円 | 10,588,906円 | 0.35% |
(※源泉徴収後の金額 損失確定額込み)
maneoの利回りが他の2社に比べて極端に低いのは、運用せずに待機資金として口座に保留されている資金が20-30万円程度あるからですね。maneo口座から出金する場合、投資家が振込手数料を数百円負担する必要があるので、ある程度の資金が貯まってから出金するのが得策です。
SBIソーシャルレンディング、クラウドバンクに関しては現状維持を継続しています。取り敢えず大きな問題が発生しなければしばらく様子を見るスタンスです。
maneoは瀧本社長の退任や経営体制の見直しを検討
問題が続発しているmaneoマーケットでは瀧本社長の退任や同氏が保有している株式を売却することを検討しているようです。どうやら抜本的な経営体制の見直しを迫られている模様。
maneoマーケットは瀧本社長の退任と同氏が保有する株式を売却することを検討。株式を売却するスポンサー企業の選定を進めていることも明らかにした/maneoマーケット、社長の退任やスポンサー選定など経営体制の見直し検討 : 東京商工リサーチ https://t.co/fOu5qitkHg
— しんのすけ@2726万の自分年金ファンド運用中 (@shinnosuke_aim) 2019年3月30日
maneoにて問題が続発して以降、瀧本社長はほとんど表に出てくることはなくなってしまいました。
退任するにせよ経営体制の見直しにするにせよ、社長自らがこれまでの問題発生の経緯や今後のmaneoの運営方針等を個人投資家に説明する必要があると思うのですが、このまま知らないうちにフェードアウトしていまいそうな雰囲気さえ感じています。
maneoの社是である「誠実」とは一体なんなのか、問い正したいと思うのは私だけではないでしょう。
まとめ
金融庁の要請により、ソーシャルレンディングにおける借り手の情報開示が促進され、透明化が高まることを期待したいところです。できれば借り手の情報だけではなく、業者が提示している担保の情報開示も必須にしてほしいところではあります。
この辺がはっきり決まるまではソーシャルレンディングへの投資は控えておくのが無難でしょうね。ソーシャルレンディングのような分配金がほしいというのであれば「インフラファンド」や「REIT」などを検討するのがよいでしょう。
個人投資家にとっては少額から不動産投資や太陽光発電、風力発電、バイオマス発電などに投資できるスキームはありがたいものなので、健全化に向かって改善されることを期待したいですね。
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