2017年4月23日に放送された「がっちりマンデー!! 」で「国内市場、3兆円規模!?今、お泊まりウォーズが勃発中!」という特集をしていました。
その中で、アメリカンスタイルのロードスタイルホテル「旅籠屋(はたごや)」が気になったのでWebサイトをチェックしてみることにしました。
【公式】素泊まりのロードサイドホテルチェーン「ファミリーロッジ旅籠屋」
旅籠屋の特徴
旅籠屋はアメリカのモーテル(MOTEL)をお手本にしているホテルで、ファミリーやカップルでのドライブ旅行、ひとり旅、ツーリングやサイクリングなどをターゲットとしているそうです。ほとんどのサービスがないかわりにかなり格安に泊まれる素泊まりのホテルとなっています。
1995年8月に第一号店をオープンして以降、全国各地に58号店まで拡大しています。年間の利用者は延べ40万人、累計では300万人を超えています。
フランチャイズではなく直営店方式
私が気になったのはその運営方式。テレビの放送の中では夫婦2人が店舗の管理をしている様子が映っていたので、フランチャイズ形式なのかなと思っていました。ところが旅籠屋は直営店方式を採用しているとのことでした。つまり旅籠屋の正社員が住み込みでホテルの業務を行っていることになります。
旅籠屋では遊休地を所有する企業や個人に建物を建築してもらい、これを20年間の賃貸借契約で借り上げてホテルの経営と運営を行う方式をとっています。
投資額は1~1.2億円、投資利回りは8~9%
土地のオーナーの投資額は1~1.2億円程度になるようです。やはり一般のアパートを建てるよりはかなり費用がかかる模様。年間の家賃が800~1,000万円程度で投資利回りは8~9%となるそうです。
そのほか維持費や修繕費はすべて旅籠屋負担するのでオーナーの追加出費は発生しません。家賃は固定で入ってきて、土地のオーナーのホテル経営の実務負担などもありません。
まとめ
アパートやマンション経営に適さない悪い条件の悪い土地でも、活用できる可能性あるのはちょっと魅力的ではないでしょうか。ただし、無条件ということではなく土地面積300~400坪、広域で車が移動する幹線道路沿いなどの条件があります。
また今はアパートの一括借上げで賃料が一方的に減額されるケースが問題になっています。旅籠屋でも借上げ方式を取っているので契約内容の詳細が気になることろではあります。
そうはいっても今後は日本人だけはなく外国人旅行客などのインバウンド需要なども見込めるかもしれません。所有している土地の有効活用の1つとして出店の可能性を探ってみるのも悪くないかもしれません。
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