太陽光発電に興味を持ったので「太陽がくれる利益」という本を読んでみました。
太陽光発電ビジネスというと大手企業がやるメガソーラー発電を連想する人も多いと思いますが、こちらの本では主に個人や中小企業が行う規模の太陽光発電ビジネスに特化して説明がされています。
太陽光発電ビジネスには「売電ビジネス」「自家発電」「屋根貸し」の3つの選択肢が用意されて、自分の状況に合ったものから選べるようになっています。その中でもやっぱり注目なのは「売電ビジネス」ではないでしょうか。太陽光の「売電ビジネス」をざっくりまとめると以下のようになります。
太陽光の「売電ビジネス」まとめ
- 1時間に10kWの発電容量を持つ太陽光発電システムを設置する
- 10kw以上の太陽光発電を設置すると、「発電事業者」と見なされる
- 10kWを作り出すために、およそ30坪の面積が必要
- 最適な立地は街の中
- 10kW、30坪の場合、初期費用450万円、売電収入は20年間でおよそ800万円
10kW未満が住宅用、10kW以上になると、全量買取の対象となる太陽光発電となります。ただし、50kW以上となると、発電システム以外の費用が大きくなってくるので費用対効果を考える必要が出てくるそうです。
個人や中小企業が行う規模であれば10kW~50kW未満が狙い目となりそうです。太陽光発電ビジネスは業種を問わず、どのような業態であっても収益をあげることが可能になっています。
また、銀行も信販会社も太陽光発電の融資には積極的なんだとか。
著者が太陽光発電システムの販売に関わっているので割り引いて考える必要がありますが、土地や屋根に空きがあり、太陽光発電ビジネスに興味がある人はかなり参考になる1冊だと思います。
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